今日は開発の話じゃない。でも、これが自分にとって大事な話だから書く。
テーブルに並んだ「おにぎらず」が、5種類。それを見た瞬間、なんか泣きそうになった。
気づいたら、ずっと画面を見ていた
PiloTubeの開発をしていると、時間の感覚がおかしくなる。
朝イチでコードを開いて、気づいたら夕方。昼ごはんを食べたかどうかも曖昧なまま、ツクルンとやり取りしながら実装を進めて、また詰まって、また試して。そういう日が続いていた。
一人社長ってそういうもので、誰かに「今日どうだった?」って聞かれるわけでもない。自分でスケジュールを決めて、自分でタスクを消化して、自分で「今日はここまで」って決める。それが自由でもあるし、しんどくもある。
最近は特に、PiloTube の機能まわりで詰まることが多くて、頭の中がずっとコードとUIとユーザー体験のことでいっぱいだった。
テーブルに並んだ5種類
そんなある日の昼、妻がテーブルに持ってきたのが「おにぎらず」だった。
しかも5種類。
- ツナチーズ
- 鮭フレーク
- 唐揚げ
- チキンライス(ウインナー入り)
- 牛しぐれ
ラップに包まれたそれが、お皿にきれいに並んでいた。断面が見えるように半分に切ってあって、具材の色が映えていた。
「たんとおたべ」
それだけ言って、妻は出かけていった。
正直、ちょっと泣きそうになった
食べながら、じわっときた。
おにぎらずって、握らないぶん楽に見えるけど、5種類となると話が違う。具材をそれぞれ用意して、海苔を広げて、ご飯を置いて、バランスを見て包む。それを5回やる。
自分が画面に向かってコードを書いていた時間、妻はキッチンでこれをやっていた。
一人でやっているつもりだったけど、全然そうじゃなかった。
ツクルンとやり取りして、AIチームに動いてもらいながら開発を進めていると、「自分は一人でやっている」という感覚になりやすい。でも実際は、妻がいて、生活が回っていて、自分も仕事で疲れているのにご飯つくってくれて、家事もしてくれて、自分は開発に集中できている。
そういう当たり前のことを、おにぎらず5種類が教えてくれた。
5種類全部食べた
まずは全種類一口ずつ味見してあっという間に全部食べた。
全部うまかった。
特に牛しぐれが予想外にうまくて、「これ、また作って」って言ったら「また食べてなさそうだったら作る」って返ってきた。
それはそれで少し複雑だけど、まあそういうことだ。
開発と生活は切り離せない
PiloTube の開発日記を書いていると、どうしても「機能」「実装」「ユーザー体験」の話になる。でも、自分がそれを続けられているのは、開発以外の部分があるからだ。
ちゃんとご飯を食べること。 ちゃんと休むこと。 画面から目を離す時間を持つこと。
これ、わかってはいるけど、一人でやっていると後回しにしやすい。締め切りも自分で決めているし、「もうちょっとだけ」が積み重なっていく。
おにぎらず5種類は、そのリマインダーだった。
読者への教訓というか、自分への戒め
一人でサービスを作っていると、「自分だけで動いている」という錯覚に陥る。
でも実際は、誰かのサポートがあって、生活の基盤があって、自分は動けている。それを忘れると、体も心も先に限界が来る。
開発ツールを整えることも大事。AIチームを使いこなすことも大事。でも、ちゃんとご飯を食べることも同じくらい大事だ。
もし今、画面に向かいっぱなしで「昼ごはん食べたっけ?」ってなっているなら、いったん手を止めてほしい。
コードは逃げない。ご飯は冷める。
妻、ありがとう。また食べてなさそうにしておきます。
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